精油の安全性について、しっかり理解し、
目の前の人とセラピスト自身を守りたい。
精油の安全性を考える会を主宰されていらっしゃる
久保田泉先生を盛岡にお招きしたのは ちょうど1年前。
所属を超えて、現場で真摯に人と向き合っている、
プロフェッショナルのセラピスト達が集いました。
この時の、学びや交流が
とても温かく、幸せで、
みんなで
『クリニカルアロマテラピー』の本を読み終えたら
先生を再びお招きしようと、
名付けて「久保田泉先生ゼミ」が発足しました。
参加者は、それぞれ現役セラピストさんなので、
それぞれがホッとできる
ゆるやかな交流も意図しています。
新型コロナウイルス流行に伴い、
オンラインに移行したことで、
なんと、なんと、先生も同席してくださることに!
本物のゼミになりました✨
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ここしばらくは、
盛岡メンバーだけ対面で、
(2台のパソコンをついたてにして、密にならないように工夫して)
東京の先生をはじめ、遠方のゼミ生はオンラインで参加です。
画面上でこうして集えること、うれしくてたまりません。
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第3章担当は、
まっすぐな瞳が印象的な、
私にとって、美央さんは、
魂のかたわれに出逢ったような喜びを感じる存在です。
本と香りの往復書簡で 一緒に香りを紡ぎあったり、
この春の不安でいっぱいの時は、
ひつじやさんの『おとどけアロマ』に慰められました。
「こころよ では いっておいで
しかし
また もどっておいでね 」
あやちゃんだったら、この詩、選ぶだろうな〜って思ったよ。
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ひつじやさんの言葉に、
自分の深い部分を理解してもらえているような
芯からの安心感と、幸せを感じたのでした。
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香りとおんなじで
惹かれるもの、好きな詩、というのは、
奥の奥のたいせつなひだ・・・
たましい のような部分に
繋がっているように感じます。
きっと、セラピーって、こういうことをいうんだろうな、と。
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クリニカル・アロマテラピー 第3版をテキストに
第3章は
基本的な植物の分類、化学、抽出、生合成、分析 がテーマです。
植物の分類。
7月はラベンダーの季節だったので、
お庭の2種のラベンダーを添えて、ゼミ生にお送りしました。
さらに・・・
3章担当の美央さんから うっとりするような贈り物。
美央さんガイドによる、ラベンダーのききくらべ。
植物の学名がなぜ重要であるかを体験するために、
6種ものラベンダーの香りのムエットを それぞれ味わいながら
発表が進められていきました。
・・・・もう、みんな大興奮 ✨ ・・・・
ゼミ発表、という名の 愛 そのもの。
ひつじやさん アロマ そのもの の時間でした。
「アロマがますます好きになる」 そんなみんなでの学びの時間。
8月はゼミは おやすみで、
9月は、 引き続き、第3章。
かわいいアロマ ひつじや 美央さん担当による
エッセンシャルオイルの基礎化学。
香りのよさは、本能につながる部分だから、
こういう知識はいらないんじゃないか
むしろ、セラピーの邪魔になるんじゃないか
そう思われがちな化学の分野ですが、
香りのもたらす作用が大きいからこそ、
セラピーを受けるお客さんは知らなくて良いことでも、
施術側、使い手であり、伝える立場のわたし達が
アートと同じくらい、
サイエンスの引き出しをきちんと持っていることは、
目の前の方と、私達セラピスト自身を守るために
大切。
安心、安全のための 精油の化学。
ゼミの締めくくりの久保田先生の、
ホリスティックな視点からのアロマセラピー のお話は
いつも惹きこまれて、
こころとからだの栄養になっていくのを感じます。
ゼミの時間が終わり、
扉を開けると、雨上がりの草花の匂い。
雨粒のひかる薔薇の花を見て、
ゼミ生の渡辺恵美子さんが
「まるで今日の私達の時間を象徴しているみたい」
と 写真に収めて下さり、
その瑞々しい感性に、深く胸を打たれたのでした。
本当に、香りたつような、芳しいひととき。
ひとりひとりが素敵な香りで、
ともに学び合う中で、 かけがえのないブレンドになる。
当日、参加できなくても、
同じ気持ちで頑張っている、と
それぞれが、存在しているだけで、大きな力になっているから・・・
ゼミ生全員むけに発行している 「香りの泉 通信」
語り合うこと・感じあうことで見えてくるものを大切にして、
自分とつながり、みんなとつながる
それぞれの「らしさ」が ひかる
そんな世界を創っていきたい。