今日はいわて生協ハピママコープさん主催
虫よけスプレー講座の日でした。
植物から生まれた材料で作る
ご自分とご家族に合った虫よけスプレー。
昨年、一昨年もさせていただいて、
毎年、少しずつ工夫をさせていただいています。
今年は、
自分で対処していけるヒントをたくさんお伝えしたい、
と思い、
そもそも、蚊は、どんな時に寄ってくるのか?
を思い浮かべていただく事からスタートしました。
汗をかいた時
体温が上がった時・・・ などなど
それぞれの実体験を思い出していただき、
こどものための医学図鑑などからのお話もまじえ、
スプレーなど使わなくても、刺されにくい状態にするには?
などを思い浮かべていただきました。
「しまった!虫除けグッズ忘れた!」
というときでも、 例えば、
汗を濡れガーゼでこまめに拭って
お肌をベトベトではなく、
サラサラに保つことだったり
(あせも予防になりますね。
拭った後は、うちわなどでパタパタあおぐと
赤ちゃんとの遊びにもなって、とても喜びます)
それだけでも、蚊の寄ってきかたが変わってきます。
ベビーカーで寝てしまったら、
上から肌を隠すように、薄手のタオルケットをかけて
うちわや扇子で涼しくしてあげるだけでも
予防になりますね。
扇子は開いたり閉じたりする遊びになったり
いないいないばあ・・・や、
パタパタ風送り遊びにもなったり
普段は小さくたためるので、お出かけバックに1つ入れておくと
特に夏の育児期に大活躍です。
材料のもとになっている植物も持参しました。
これは、自宅サロンのお庭から、今朝摘んだもの。
古代の人々は、こうして植物を利用して、
心身のケアに役立ててきたのですね。
今回持参したのは、
芳香蒸留水(ハーブウオーター) 4種類
精油 8種類
植物油 2種類
最初に4つのタイプに分けて用意したスプレーを
パッチテストして、
香りや、つけた時の感じを確認していただきました。
今年は、本当にデリケートな赤ちゃんにも使えるよう、
アルコールの入らない 芳香蒸留水のみのブレンドもご用意。
精油を8種類ブレンドしたタイプも、
「自分が知っていた自然の虫除けスプレーよりも
香りがやわらかい!」
「香りがすごくいい」
というお声をたくさんいただいて、
いらした方々のお好みに合い、ホッとしました。
そうなんです。
効能だけ考えたら、もっと少ない種類で作れるのですが、
「虫除け」 だけではなく
「お肌のケア」の視点でもブレンドを考えたので、
やわらかい香りになりました。
ブレンドも、毎年、ほんのすこしずつ変えています。
今年は、予防に加え、
刺された後にも活躍するスプレーになりました。
さらに、
クレイ(モンモリロナイト)のジェル基材を使った
ケアクリーム作りも。
こちらは、精油1滴、と決めたら、
クレイとブレンドする植物油は目分量で。
サンフラワーオイルと、
カレンデュラオイルをご自身のお好みでブレンド。
これだけは気をつける、というのだけ
わかれば、
あとは、それぞれのオリジナルです。
「ひんやりして気持ちいいですね!」
そんな「肌で感じた、自分の感覚」こそ
自分で自分をケアをしていく力になっていく。
最後に材料についてのご質問を受けました。
精油については、
効能を期待する場合は、学名がきちんと書かれた
100%純粋なものがオススメです。
例えば、
ラベンダーにも、様々な種類がありますが、
野生種の真性ラベンダーという種類で
学名は、Lavandula Angustifolia です。
色々知りたくなったら・・・
『アロマテラピーの教科書』 和田文緒 著
小さなお子さんへのレシピが充実した本もあります。
いちばん大切なのは、よくみて、感じること。
お肌のデリケートさや、感覚はおひとりお一人異なります。
紙に書いてあることよりも、実際に起きている変化が、
ご自身やお子さんにとっての事実ですので、
「いいな」と思ったら、続けてみて、
「違うな」と思ったら、やめたり、変えてみる。
まずは、ご自分が気持ちいい、と感じるケアができますように・・・
何かわからないこと、困ったことがありましたら、
ご遠慮なく、tukitoaromato@ozzio.jp までお問い合わせくださいね。
ありがとうございました!
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