ベビーマッサージをする時に、どんなものを使ったらいいでしょう?
自宅にあるベビーローションでもいいでしょうか?
というご質問をクラスで頂くことがあります。
講座内でも直接お答えしましたが、
ブログでも私個人の考え方を述べさせていただきますね。
基本的には、ベビーマッサージにおいて
赤ちゃんもご機嫌で、お肌も良い感じで、
触れるママやパパも、気持ちいい、と思えるものなら
自分が良い、と心(からだ)で思えるものなら、
なんでも良い
と私は考えています。
「これを買わなくちゃできない」
とやらずにいるのが一番もったいないですので、
何もなくてもできます、とお答えしています。
🌷
自分自身の存在と、赤ちゃんの存在。
「お互いが共にいること」。
これが私にとってのベビーマッサージの定義です。
🌹
笑顔で優しく、自信を持って触れてあげる。
それが一番、心と肌への栄養になります。
お家にあって、赤ちゃんも喜んでいるものがあれば、
それで触れてあげてください。
寒ければ、はだかんぼうにせずに、
ただ洋服の上から撫でてあげるのでも、赤ちゃんは喜びます。
その親子にとって、
何が良くて、何が正しいかは
本当は、
いちばん、その親子自身が知っている。
頭じゃなくて、からだが知っている。
私は、そんな風に
その方の身体の声を信頼しています。
教科書や、科学的なデータよりも、
目の前の赤ちゃんの表情、肌の様子、気持ちよさ
そして、ご自身の内側から感じる動物的な勘。
これが、いちばんの目安になります。
基本的には、
「100%天然でピュアな植物オイル」で
食用ではなく、お肌用のオイルが良いと言われています。
食用のものは、味や香りを大切に精製されますが、
お肌用のものは、美容や使用感など、塗布することを前提に精製されます。
クラスでは、トリートメント用の
オーガニックのサンフラワーオイルやホホバオイルなどを
用いています。
個々の植物オイルのパワーについては
植物療法としても深いテーマですので、
また別の機会にゆっくりお伝えしますね。
天然のものであっても、
肌に合うかどうかは個人差がありますので、
パッチテストをしてからはじめます。
腕の内側の柔らかいところに少し塗ってみて、
赤くならないか確認してから行うと安心です。
パッチテストも問題なく、
使い続けてみて、お肌がますますいい調子だな、
自分自身も気持ちいいな、と感じたら
そのオイルを使ってみてくださいね。
クラスで用いている植物オイルは、
親子でお顔から、髪の毛、爪に至るまで、
全身の保湿やスキンケア、お手入れに使えます。
鉱物油は
分子量が大きく、毛穴を塞ぐ性質があるので、
トリートメントにはオススメされませんが、
毛穴を塞ぐからこそ、尿などの侵入を防ぎ、
赤ちゃんのオムツかぶれの予防に使われることもあります。
(お尻をぬるま湯で流してあげて
うちわなどでパタパタと乾かしてあげるだけでも
かなりの予防になります)
ワセリンなども、オイルのようには伸びないので
トリートメントにはあまり用いませんが、
外からの刺激から守りたい時に、
お肌を保護してくれますね。
どんなものも、用途に合わせて、
使い方次第なのかもしれません。
私がベビーマッサージでいちばん大切に思うのは、
「目の前の赤ちゃんを大事に思って触れていただくこと」 。
何か、物を整える、ということよりも、
触れる側がリラックスして、
自分自身がその時間を大切にできる環境を整えること、です。
ですので、何か少しでも不安があるなら、
不安を感じるものは無理して使わずに、
そのまま手のひらで包むように優しく触れるのが一番良いかもしれません。
からだが教えてくれる、その声を大切にしてください。
自信を持って、優しく触れて、笑顔が広がる。
そんな時間になることを願っています🌱
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