【本と香りの往復書簡】魂のいちばんおいしいところ





植物が蒸留されて、

ひとしずくの精油がみえてくる。



それは、まるで



「ことばが生まれる」過程と同じ。





物語や詩は、そんな深い部分から


生まれてきた 香りそのもの。




ずっとそんなふうに感じてきました。



🍀




青森のかわいいアロマひつじやさんと紡ぐ


 本と香りの往復書簡



そんなひとしずくの喜びを



分かち合い、一緒に旅する時間です。





2通めのひつじやさんからのお便り 🌱

 https://aromahitsujiya.wixsite.com/hitsujiya/post/191128



嬉しくて、その喜びをこちらのページに書きました。

 https://www.noda-aroma.com/post/【ふたりが、であった】ひつじやさんから、海の香りが届きました





そして3通め、月とアロマと からのお返事は・・・





魂のいちばんおいしいところ



神様が大地と水と太陽をくれた 大地と水と太陽がりんごの木をくれた

りんごの木が真っ赤なりんごの実をくれた そのりんごをあなたがわたしにくれた

やわらかいふたつのてのひらに包んで まるで世界の初まりのような 朝の光といっしょに



何ひとつ言葉はなくとも あなたは私に今日をくれた

失われることのない時をくれた りんごをみのらせた人々のほほえみと歌をくれた もしかすると悲しみも

私たちの上に広がる青空にひそむ あのあてどないものに逆らって


そうしてあなたは自分でも気づかずに あなたの魂のいちばんおいしいところを 私にくれた



谷川俊太郎 「魂のいちばんおいしいところ」





わたしにとって



人生でいちばん幸せ、と感じることは



たましいを分かち合えるような



そんな存在に出逢えた時かもしれません。










ひつじやさんから届いた



物語とお手紙と香りに




たましいがふるえるような、



よろこびを感じました。




「ふたりが であった」



こころの深い部分に触れるような



そんな気持ちを表現したくて



この一冊を選びました。



🌱



『魂のいちばんおいしいところ』には


他にもたくさんの好きな詩が詰まっていて




たとえば



「成人の日に」 からの一節