4月から
花巻でのゆったりセラピー基礎講座のアシスタントに
入らせていただいています。
ゆったりセラピーは、
職人の世界に近い気持ちがして
こうして、先達である鎌田麻莉さんのもとで
学び続けられることが本当に幸せです。
どのようなからだの使い方であれば、
「触れる質」を大切にできるか。
受け手の「返し」を捉え、
それを大事に受け取り、返していく・・・
1つ1つの筋肉や骨格を学びながら、
丁寧に、
セラピストとして
自分自身のありようまで、
向き合っていく
いわば、
ボディーワーカーとして必須の
土台作りに取り組むのが
この基礎講座と言えるかもしれません。
ここで学びの大切な時間になっているのは
受け手と触れ手の
フィードバックです。
一般社会の中では、フィードバックといえば、
評価した結果を伝え返す、
という意味があるかもしれません。
けれども、ゆったりセラピーの中での意味合いは、
内側から感じた感覚を伝えること。
テキストに則って、
「正しいか間違っているか」という評価を返すのではなく、
あくまで、受け手として、触れ手として
「わたしが感じたこと」
を言葉にして伝える、
というのが、フィードバックになります。
教科書通り、完璧に、的確に触れること自体が目的でしたら、
それは機械に任せることができ、
人が人として出逢う、
その時ならではの
生きたセッションにはなり得ません。
外側に起因する
正しいか、どうか というよりも、
ボディーワークの世界では、
相手の方の内側に沸き起こってくる感覚が
何よりの真実になります。
そして、それは
客観的事実と一致することもあれば、
しないこともあります。
相手の方の真実を大切すると同時に、
セラピストは、
自分自身の内的感覚を大切にします。
「自分の感覚を信じる」
そうして生きることができた時、
それは、どんなに、
自分自身の本来の健やかさを回復してくれることでしょう。
日本の教育はどちらかというと、
自分が感じたことよりも、
世間が良い、というのを正しい、とする
外側にある正しい答えを
どれだけ多く早く覚えられるか
求められている「正しい」とされる答えに
どれだけ近づけるかが
優等生とされるような、
そういう教育が今までなされてきたように思います。
(あくまで私の個人的な意見です。)
それが行き詰まり、
今、また過渡期にありますが、
自分の内側にある感覚を信じられると、
自分自身への健全な自信が湧いてくるように思います。
そして、同じように、
相手の中の感覚を大切にできるようになるのです。
評価や権威が入ってこないので、
とてもニュートラルに
相手の方にも、自分自身にも向き合うことができます。
組織(集団)が苦手で、
個人であることが好きな私ですが、
ゆったりセラピー協会に属して幸せを感じるのは、
創始者すらも、1人のセラピストとして、
ニュートラルな存在として
ある、 からだと思います。
そういう、実践者(セラピスト)の職能集団だからこそ
1人1人が「自分」として生き生きと
セラピーに集中できるのかな
経歴や肩書きに関係なく、
ひとりの人、専門職として
尊敬しあって、
技術を磨きあうことができるのかな
と感じています。
🍀
以前、こちらのブログにも書きました
「月とアロマと」のサロンでの
ゆったりセラピー基礎講座の希望日を教えて下さりました皆様
本当にありがとうございます!
秋から開講します。
また改めてご案内させていただきますね。
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