月1回、
県内外のアロマセラピストの専門家が集い、
学び合う会が始まりました。
名付けて、「久保田泉先生ゼミ」。
目的は、自分自身と目の前の方の安全を守れるよう、
セラピストの専門性を深めていくこと。
セラピスト同士、横のつながりを大切にして、
信頼しあえる関係を築いていくこと。
1人では読みにくい専門書や、国内外の論文、事例を持ち寄り、
最新の情報を分かち合ったり、学びを深めていく場にすること。
きっかけは、今年9月に
精油の安全性を考える会を主宰していらっしゃる
久保田 泉先生を盛岡にお招きして、
みんなで勉強会を行ったのが始まりでした。
所属や協会を超えて、
一人ひとりが自身の現場で、
真摯に目の前の方に向き合っているプロフェッショナルです。
何よりも、
「ホリスティックに生きる」 を体現されていらっしゃる
久保田先生の存在と、ご参加者同士の化学反応で、
本当に豊かな時間でした。
🌿その時の模様はこちらのブログ
この時に
「専門家同士が語らいながら専門性を深める時間、
これからも作っていきますね 」
と締めくくりましたが、
早速、今回が、その第一弾です。
臨床家であり、博士でもある
ジェーン・バックル氏による『クリニカル・アロマテラピー』。
オーストラリア、日本、オランダ、トルコ、イギリス、アメリカの
それぞれの専門分野の教授や専門家によって
初めて完全に査読された
エビデンスに基づく臨床アロマテラピーの本です。
バックル博士の臨床アロマテラピープログラムは
アメリカ、イギリスの多くの病院に取り入れられています。
この本をテキストに、
ゼミ生で、各章を担当し、進行します。
読み終えたら、東京からはるばる
久保田泉先生がいらしてくださる、ということで
はりきって、初回が始まりました。
第一章は私が担当。
ただ本とにらめっこするのではなく、
感じたり、味わったり、
あそびの要素を交えながら、ホリスティックに理解を深めていく時間に。
第一章はアロマテラピーの歴史がメイン。
大きな地図と世界&日本の年表を広げて。
紀元前2800年、という時代に世界各国で
同時に植物療法に関する歴史が重なっているのは、
何か、大きなエネルギー?
集合的無意識なのかしら?
占星術だと、冥王星のテーマ?
日本はその頃、どんな時代だったのだろう?
文書が残る、というのは、権力者の力?
香りや書いたものが残されているのは、
乾燥地域が多いよね・・・
乾燥していると保存されやすいのかも・・・・
まとめたり、話している間に、問いが生まれてくるのは
みんなの存在あってこそ。
日本は森が豊かでそもそもあえて特別なアロマとか
必要ないくらいの環境だったのかな?
森を歩いているだけで満足、だものね。
そもそも日本語が生まれたのはいつ?
聖書には香りが出てくるけれど、
古事記には・・・? 日本書紀には出てきた!
神社にあるのは香木だから、
信仰とのつながりを感じるなあ。。
などなど
歴史、地理、心理学、占星術、哲学、文学・・・
いろんな角度からとらえると、
視野が広がり、理解が深まります。
セラピスト自身のリラックスや、
お互いの交流も目的なので、お茶っこもご用意しました。
(ローズ・ラパンさんのお手製の薔薇ジャムや
Megri mohrioさんの美味しいチョコレートの
差し入れもありがとうございます💖)
ブログでのお一人おひとりの紹介も、
担当章の回にゆっくりさせていただきますね。
今回いらっしゃれなかった方も、次回を楽しみにしていてくださり、
今後も本当に楽しみです♪
月とアロマと では、
現地の薬局や蒸留所でやりとりできるレベルを目指し、
フランス語、ドイツ語の学び合いもスタートします。
(イタリア語もそのあとに・・・・)
ドイツでは、植物療法士は国家資格ですので、
学校見学や、現場インタビューなどもできたら素敵ですね。
フランスのグラースでは、香水作り。
せっかくなら、
2000年の歴史を持つアッシジまで足を伸ばせるかな・・・
日本でいう宿坊のような、現地の修道院に宿泊しながら
植物療法の歴史と今を辿る旅。
日本の古典や香りの歴史も並行して紐解いていけたらと思います。
国内も巡りたいですね。
まずはみちのくから・・・
夢はたくさんありますが、
まずは地に足をつけて、安全性をベースに。
第2回目は、2020年1月22日水曜日開催。
第1章の後半からスタート。
今から心が躍ります。
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